最近はアロマトリートメントを取り入れたエステサロンが増え、アロマテラピーに対する妊産婦の要望も高まってきました。
しかしながら、アロマセラピストの資格はすべて民間資格であり、その安全性については医療側からは疑問を生じる場合も少なくありません。エッセンシャルオイルも容易に手に入りますが、その使用方法は消費者側に委ねられ、オイルの品質自体も基準に満たない粗悪品も増えているようです。このような事情は自己責任において使用する健康な方についてはそれほど問題を生じないと思われますが、妊娠している方にとってその安全性はたいへん重要な課題となります。
そこで、医師の管理下に妊産婦に安全かつ有効なアロマテラピーを受けていただくため、当クリニックでは十分な知識を得て訓練されたセラピストと、本場イギリスとフランスで厳しい基準をクリアーしたエッセンシャルオイルを採用し、本格的なアロマテラピーの導入に至った次第です。
抗菌作用をはじめ、さまざまな心身の病気に対してその効果が期待されるアロマテラピーをクリニック内で妊産婦に施行することにより、医療のみでは手の届きにくい部分への効果を期待しています。
当院では当初、産褥入院中のサービスの一環として始まったアロマテラピーですが、現在ではクリニックの治療と合わせてより高いQOLを目指そうと、積極的に入院前から通う方も多くなりつつあります。
時代がこれを求めている、と感じます。


医療法人 翔光会 にしじまクリニック 
院長  西島 重光