アロマテラピーは一回だけのトリートメント(=マッサージ)で達成できるものではなく、ホームケアを含め毎日の生活に取り入れて持続的に使ってこそ、最大限の効果を発揮できるものです。
エッセンシャルオイルの成分を身体に取り込むルートは、大きく分けて2通りあります。ひとつはあらゆる療法の中でアロマテラピーだけが成し得る、嗅覚を使うルート(「嗅覚の手触り」に詳細)、もうひとつは他の薬剤や栄養の身体への取り込まれ方と同様、身体を巡る血流に乗せて必要な器官に作用させるルートです。
方法としてはバスオイルにして温まり気孔の開いた表皮から吸収させたり、空中拡散させて鼻腔や口腔から吸入したり、湿布にして集中部分吸収させたりとさまざまな方法があります。

その手段の中で唯一自分でできないものが、解剖学をもとに組み立てたテクニックをマスターしたセラピストによるトリートメントです。
トリートメントはほぼ全身というたいへん広い皮膚の表面積からオイルを経皮浸透させて血流にのせます。またトリートメントを受けながら吸入する芳香によって嗅覚からも大脳へ信号が送られます。
トリートメントはオイルを吸収させるという意味において最も有効的な手段ですが、それよりもさらに重要なのは、信頼の置けるセラピストに身を任せているという安心感と、タッチ(接触感)がもたらす心地よさが大脳に及ぼすストレスを解除する作用です。
エッセンシャルオイルを混入しないキャリアオイルのみでのマッサージを施すだけで、ストレスに対する身体の迎撃態勢を指令するコルチゾンの量が確実に減少することは、国際的なデータでも報告されています。
もちろん解剖生理学を熟知したセラピストによる、筋肉の緊張の開放や、血行・循環機能の促進等も忘れてはならない重要な効果です。





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